喜久盛 タクシードライバー 純米生原酒 仕込みX號(10号) | 喜久盛酒造 岩手県
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![]() カラーバリエーション ![]() ![]() ![]() ![]() タクドラ10号はライトな変態系!生原酒を蔵のタンクで常温放置!◇喜久盛 タクシードライバー 純米生原酒 仕込みX號(10号) 1800ml![]() ![]() 商品番号 Sake7110-1800 販売価格3,065円(消費税込:3,372円) ![]() ![]()
《タクドラマニア必見!常温上等!ジョバンニのタクドラ10号!》 30BYのラストを飾る「タクドラX號(10号)」は9号に続き、変態系です! 何と、生酒をタンクで温度管理もせずに常温放置! その後、瓶詰めされた商品なんです! こんな変態系にも関わらず、蔵元の藤村さんは大のお気に入りで、開栓後早々と飲み切られたそうです(笑) 常温放置が大好きな藤村さんが「タクドラ」の楽しみ方の1つとしてリリースされたお酒が「30BYのタクドラX號(10号)」です。 「9号」と「10号」の違いは酵母。 それぞれ、ゆうこの想いとジョバンニの調べです。 生熟成は完全に好みが分かれます。 なので藤村さんも自ら変態系とおっしゃっています。 ちなみに、私は生、火入れに関わらず熟成が好きです。 生熟成が苦手な方は「生ひね」と呼ばれるムレ香を嫌われます。 生ひねとは、時間の経過と共に発生する生酒特有のナッツっぽい、ムワっとする香りです。 「タクドラ9号・10号」にもかすかにあります。 低温管理している時よりも温度が高い方が早くひねます。 つまり、生酒は遅かれ早かれ生ひねするということです。 なので、特に香り系のお酒は生ひねが起こらないように低温で管理し、生ヒネが起こる前に飲み切るのがセオリーとされています。 ですが、華やかな香りやキレイな味わいを楽しむお酒で無ければ話は別。 そもそも「タクドラ」は「お燗で美味しい純米酒」をコンセプトに誕生したお酒ですから。 ガツンと来る旨味や酸、キレを楽しむお酒。 そこで、もっと旨さをアップさせる手段、それが「熟成」なのです。 だったら、蔵で熟成させればいいやん!って思われる方もいらっしゃるのではないでしょうか? ですが、お酒は嗜好品。 熟成がお好きで無い方もいれば、軽い熟成、或いは私のようにジュクジュクが好きな方もいらっしゃいます。 なので、届いてからご自身のお好みに染めて頂きたいのです。 とは言うものの、経験の無い方は不安でしょうし、そもそもお分かりになられないと思います。 なので、今回は「喜久盛酒造」が皆様にご提案するべく常温熟成をされたという訳です。 そもそも、幾ら熟成に向くお酒であっても、蔵元で全てのお酒を熟成させるというのは経営面でリスクが伴います。 蔵からお酒が出ない=換金されない訳ですから。 震災や台風で被害を受けられた「喜久盛酒造」ともなれば尚のこと。 そういうことも少しご理解頂ければ幸いです。 熟成に向くお酒というのはお酒を搾って出荷して完成、ではありません。 皆様のお手元に届いてから「第二の酒造り」が始まるのです。 この言葉は、私が最も影響を受けている、「玉川」の杜氏、フィリップ・ハーパーさんの言葉です。 自分好みに好きに染めて良いんです! 常温放置と共に私が強くお伝えしているのが「お燗」 「タクドラ」はお燗で美味しい純米酒ですから、冷蔵庫でキンキンに冷えた状態だと本領が発揮出来ていないことがあります。 「タクドラ9号・10号」はその色が特に濃く、藤村さんからもお燗の提案を託されております。 実際、冷酒だと味と香りのバランスが悪く、本来の美味しさが出て来ません。 冷酒よりも冷や(常温)、冷やよりもお燗の方が熟成感を伴った旨味がじんわりと表れます。 ちなみに、生酒のお燗、取り分け生ひねしているお酒のお燗はむれ香が増しますのでご注意下さい。 良い例えかどうかは分かりませんが、納豆、ウォッシュタイプのチーズ、鮒寿司、くさやなど、臭くても美味しいという物があると思います。 臭いより味だ!って方ならお好みに合うかと思います。 「10号」は同じ変態系でも「9号」より若干ハードルが低いです。 軽めで飲みやすい。 (私のような熟々好きには物足り無い?) もちろん、変態テイストの中での話です。 って、幾ら藤村さんがおっしゃってるからって商品説明に変態、変態って(笑) 「9号」と「10号」は良さが違うので出来れば飲み比べてみて下さい。 (文章:金巻 忍)
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