《竹の露を全国新酒鑑評会で2年連続金賞に導いたお酒！》

「雪女神(ゆきめがみ)」

山形県初の大吟醸用の好適米。

何と！「竹の露」は初年度でいきなり、「雪女神」で造ったお酒を全国新酒鑑評会に出品！

そして、見事金賞に輝いたんです！！

山形県産はお米だけではありません。

酵母も山形酵母。

しかも純米規格で！

オール山形県の金賞受賞酒、それが今回御紹介する「白露垂珠　雪女神　純米大吟醸原酒」です。

《テーマは「山田錦への依存からの脱却」》

近年の出品酒の主流は大吟醸、1801号酵母、そして山田錦。

出品酒に限らず、多くの蔵元のフラッグシップ商品に使用されているお米は大半が山田錦です。

そこで、山形県では山田錦への依存から脱却すべく、新しい酒造好適米の開発に着手。

その結果、誕生したのが「山形酒104号」後の「雪女神」です。

「雪女神」という名前は山形県と山形県酒造組合とで協議して決められました。

「雪女神」は山形県の酒造好適米「出羽の里」を父に、宮城県の酒造好適米「蔵の華」を母に掛け合わされた品種です。

大粒の割にお米の中心の心白まで削っても割れにくく、素タンパクが少ない為、クリアーな味に仕上がるのが特長。

「雪女神」は2016年3月、農林水産省に品種登録を出願されたばかり。

一般作付け開始も2016年からということでようやく誕生したという段階。

正式には2017年から「雪女神」と名乗ることが出来るようになります。

「竹の露」では2015年の実証栽培の段階で既に注目していて、試験醸造されることになりました。

そして、試験醸造どころか、全国新酒鑑評会に出品し、更に金賞も受賞した！ということになったのです。

これは、単に「竹の露」が全国新酒鑑評会で金賞を取ったということだけではありません。

「雪女神」が初年度から全国新酒鑑評会で金賞を受賞したということで、「雪女神」のポテンシャルの高さを証明したことにもなります。

また、お米、水、酵母、人、全てが山形県！ということにおいてもとても意義があることです。

山形県の悲願を成就したと言えるのではないでしょうか。

私のテイスティングの感想はもはや不要かと思います。

何と言っても、全国新酒鑑評会で金賞を受賞したお酒なのですから。

と言いながら、このお酒、私の大のお気に入りなので一言だけ書かせて下さい(笑)

透明感溢れる鮮烈で美しい香り、深みがありながら優しい甘味、うっとりするような余韻。

本当に素晴らしいお酒です！

是非、ワイングラスでお楽しみ下さい。

今回「竹の露」の女将こと、相沢こづえさんに無理を言って限定品ですが可能な限り譲って頂きました。

山形県初の大吟醸用の好適米「雪女神」の名前を全国に轟かせた、「竹の露」の出品酒を是非飲んで下さい！

(文章：金巻 忍)