《山田穂(やまだぼ)の熟成酒が守破離シリーズに！》

「澤屋まつもとの守破離シリーズ」の全体的な傾向として、アルコール感が抑えられています。

アルコール度数が低くなるとどうしてもお酒の線は細くなりがち。

ですが、「澤屋まつもと」のお酒は違います！

きちんと発酵させた上でアルコール度数を抑える努力がなされているので、お酒が強い。

ヘタらない。

なので、飲食店様でも扱って頂きたいお酒ですし、個人様でもじっくり向き合って頂くことが出来ます。

お酒の芯がしっかりしているので、熟成にとても向いている。

これも「澤屋まつもと」の特長の1つ。

どちらかと言うと出来立ては固いので、開栓直後よりも数日後、数日後よりも…。

というように、日毎にどんどん開いて良くなって来ます。

って言いつつ、開戦直後のシュワシュワも私は好きなんですが(笑)

きっと、そういう方が多いハズ！

開栓直後のシュワシュワ、旨味や酸が効いた酒質の強さ、熟成で更に花が開く。

これら全てが「澤屋まつもと」の特長です。

さて、今回のお酒は山田錦のお母さん、「山田穂(やまだぼ)」で造られています。

ちなみに、お父さんは「短稈渡船(たんかんわたりぶね)」です。

このお酒は、2015年産の山田穂で2016年に仕込まれています。

搾られたお酒を瓶詰めし、蔵の低温冷蔵庫でじっくり1年間瓶貯蔵。

こうして山田穂のお酒が守破離シリーズに加わりました。

グラスに注ぐと「澤屋まつもと」のお酒ではすっかりお馴染みの気泡が。

口に含んだ瞬間は熟成酒なのに爽やかさすら感じます。

徐々に山田穂らしい甘味、コクがジワジワと溢れて来ます。

優しくもあり力強くもある、不思議な旨さです。

ええ熟成してますー♪

熟成していても開けたては若干固めなのですが、固さ加減が明らかに違います。

熟成の効果が顕著に表れています。

開けてから時間が経つと、味が乗って来ているのに円やかで、優しく染み渡るような味わい。

甘味、旨味、酸のバランスが絶妙。

このお酒の円やかさ、熟成感を堪能するならやっぱりお燗。

オススメです！

すぐに飲み切るのは勿体無い！

是非ジックリ飲んで下さい。

「澤屋まつもと」は熟成も美味い！

「守破離の山田穂」是非飲んで頂きたいお酒です。