
賀茂金秀 金光酒造で使用する原料米の放射能検査に関しまして。
金光酒造合資会社が今酒造年度の酒造りに用いる米の産地は、広島県95%、岡山県5%となります。
放射能の検査は、これら産地ごとに「抽出検査」という形で行なっており、基準値を大幅に下回っています。
同時に各県が発表する大気中の放射能量も基準を大幅に下回っており、国内よりも基準が厳しい海外各国の輸入基準においても「個別検査が必要のない地域」と指定されています。
本年度に使用する原料米は抽出検査された米で、かつ産地の土壌並びに大気中の放射能レベルが基準値を大きく下回る地区で収穫された米を使用しているため、個々には検査する必要がなく安全であると考えています。
また広島県全体として、広島県の日本酒の安全性を実証するため、今酒造年度に醸造された県内の日本酒の中からサンプルを抽出し放射能検査を実施されます。
原料米の生産地は元より、広島県の酒造メーカーを上げて安全性の確保と証明に勤めております。
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広島の若き蔵元、金光秀起
広島県西条地区から少し離れた黒瀬町。ここに賀茂金秀を造る金光酒造が位置しています。
金光酒造の創業は明治13年。以降「桜吹雪」をメインブランドとして販売していましたが、平成の時代に入っても普通酒を中心に造っていた蔵元であり、年間製造量は300石という小規模であったため、全国有数の名醸地である西条地区を擁する広島県において、金光酒造は高いポジションに位置する酒蔵ではありませんでした。
『それで良いのか?』
そう疑問を感じたのが、金光酒造5代目に当たる、当時28歳の金光秀起氏です。
東京農大の醸造学科を卒業後、小規模な酒蔵であるからこそ、品質重視の少量生産をするべきと考え、直ぐに蔵に入り自力で吟醸酒造りにチャレンジを開始しました。
「賀茂金秀」誕生
数年間の試行錯誤を経て、ようやく納得できるレベルの純米酒、純米吟醸酒を造れる迄に至りました。
その2種類のお酒を持ち、地元の広島の実力地酒専門店へ向かいました。
「新規取引に至るまでは3年はかかる」と噂される地元有力店で評価をされなければ、東京には出ていくことは出来ないと、考えたからです。
この判断は正解でした。
恐る恐る飛び込んだ店で、意外な評価をうけました。
「このレベルなら直ぐに取り扱ってよい」
と上々の評価をいただいたうえ、東京の地酒のプロデューサーを紹介することを申し出てくれました。
その後、全国市場で戦うための最終仕上げが施され、金光酒造のある地区を表す「賀茂」郡と、金光秀起氏の名前から「金」と「秀」を取り、「賀茂金秀」という名前でデビューを果たしました。
強豪ひしめく西条地区で堂々1位
この蔵の注目すべき点は、金光秀起氏が当時吟醸蔵としての基盤が全く無いレベルから、進んで蔵の改造を行い、現在に辿り着いた点です。
賀茂金秀は静かに確実に全国の名のある地酒専門店に認められていき、徐々にその名を知られるようになっていきます。
取扱を開始した当初から、何かしてくれるような期待が感じられる蔵元です、と紹介していましたが、2010年、賀茂金秀は快挙を達成します。
毎年全国新酒鑑評会が行なわれる前に、広島県西条地区ではこの地区の酒蔵を対象にした品評会が行なわれます。西条地区は古豪や大手蔵が多くある土地であるため、例年非常にレベルが高いのですが、その並みいる強豪を押しのけて、賀茂金秀は堂々1位を獲得しました。
今、広島県で最も勢いのある酒蔵と言っていいでしょう。
金光秀起氏は昭和50年生まれのまだ若い蔵元です。まだまだ規模は小さいですが、これからの活躍が楽しみな酒蔵です。
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