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●黒牛 名手酒造店
「黒牛」の由来
今から1200年前の万葉の昔、名手酒造のある和歌山県海南市黒江の周囲は美しい入江で、多数の岩が波に見え隠れしていました。
その黒く大きな岩が黒い牛のように見えた為、当時はこの周囲は黒牛潟と呼ばれていました。
その後、長い年月とともに海は干上がり「黒牛」を名の由来とする現在の「黒江」の街となり、戦国時代から塗り物の街として栄える事になります。
黒牛という酒銘はこの地名の由来から、また、万葉の昔を偲べる味わいを目指そうという目標から命名されました。
●何故、黒牛 純米酒が日本酒ファンに支持されるのか
和歌山県海南市の旧市街の一角に名手酒造店があります。何処にでもあるようなこの地方都市から、黒牛 純米酒は全国200件以上の酒販店に蔵元直送という流通形態のみで出荷されています。
黒牛 純米酒は平成2年に発売され、専門店と意見交換などを繰り返し平成5年頃から首都圏からの需要が増加し地酒通の間で評判の酒として噂されるようになりました。
黒牛が全国の消費者に支持された理由は、本物の素材を使い、手造りで醸した酒にしか出来ない味を、2千円台の前半で味わえる事が最大の要因でしょう。
バブル崩壊後の価格指向と、本物志向が共存する「豊かな不況」の現在で、高いお金を払わなくとも、これは旨いと感じさせる純米酒が実在したことが、日本酒ファンの心をとらえたのだと私は考えています。
黒牛 純米酒のコンセプト
黒牛 純米酒は、「酔えばいい」という目的のお酒ではなく、本物の純米酒の持つ美しい味を楽しんでいただく事を目的に造られています。
小規模な蔵元であるため、造れるお酒の量に限りがあります。また、蔵にある井戸水は「万葉黒牛の水」と言われ、酒造りに理想的な水ですので、高品質な酒を造る方が理想的であります。黒牛 純米酒は数多く造れない酒という事もあり、蔵元から地酒専門店への直送という流通でのみ、広く全国へ出荷されています。
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